〜ダンヨガ 総合ページ〜

ダンヨガに２年ほど真面目に通いました。一般修練は気持ち良く、インストラクターの方達は非常に良くしてくれ、何の恨みもありませんんが、以下のような問題点があると感じました。ここで、なるべく冷静・客観的に指摘しておきたいと思います。

?創設者、イスンホ博士に対する個人崇拝傾向が強い。
三門トレーニングに参加した後、「丹号」という集いに参加することを勧められました。ここでは、博士に対して「師として認める」ことを宣言するそうです。私は会ったことも無い人にそんなことをすることはできないと感じましたので、参加を断りました。彼のポスターや書籍が教室に沢山置いてあります。インストラクターは皆、彼を師として認めたのでしょう。個人崇拝は私の性に合いませんでした。

?システムが透明でない。
一般修練に参加していると、強制ではありませんが、様々な特別修練にも出ることを勧められます。これがまた、非常に高額です。その他、イベント参加や本の購買も頻繁に勧められます。また、修練の目的も、単なる心身の鍛錬から、悟りを開くことへと変化してゆきます。かれらの公式サイトでは、これらのことに全く触れられていません。普通のヨガ教室として宣伝しているのですから、システムは始めから透明にするべきではないでしょうか。

?彼らの理想的すぎる世界観に疑問を感じる。
創設者が究極の目的として世界平和を唱え、インストラクター達がその活動を後押ししています。彼の本によれば、悟りを開いた人々が世界人口の一定割合を占めるようになれば、世界が劇的に変化し、貧富の差や戦争の無い世界が達成されるということです。話としては美しいですが、人類の進歩がそんな理想的に達成されるものだろうか、と私は懐疑的に感じました。本来人間はそんなに完全なものではないし、進歩するにしても、試行錯誤を繰り返しながら、長い時間をかけて、少しずつ制度を改善させることによって、ではないでしょうか？

繰り返しますが、一般修練は私にとって気持ち良いものでしたし、インストラクターはある意味純粋な、憎めない方達でした。ダンヨガに入会される場合、以上のような側面があることを十分に理解された方が良いと思います。ダンヨガにも以上の点について御再考して頂ければ、もっと日本で会員を集められるのではないか、と申し上げたいです。